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2024/12/18 11:27

こんにちは、バイヤーのエイミです!私はアメリカから帰国した後、フランスの大学に留学していた時に、国際学生会議に参加していました。その時、アート好きの夫と出会って結婚し、今では日本で子育てをしながらバイヤーとして働いています。仕事を通じて、世界中の素敵なデザインに触れる機会があり、その中でも特にルイス・コンフォート・ティファニーの作品には強く心を惹かれています。


ルイス・C・ティファニーと蜻蛉デザイン

ルイス・C・ティファニーは自然の美しさを追求し、アートディレクターとしてTiffany & Co.において様々な装飾品をデザインしました。特に有名なのが彼の昆虫をモチーフとした作品であり、その中でも「蜻蛉(トンボ)」を取り入れたデザインは彼の代表作の一つです。蜻蛉デザインが作られた背景には、彼が大きな影響を受けた日本美術が関係しています。ティファニースタジオ時代のコレクションを収蔵したチャールズホスマーモース美術館には、ティファニー氏が収集した日本美術の骨董品も収蔵されています。ティファニースタジオを語る上では、日本美術との関連性が必ず叙述されるくらい、大切なポイントです。

日米和親条約と日本文化の西洋進出

ティファニーが生きた時代には、1854年の日米和親条約をきっかけに、日本文化が西洋に紹介され始めました。この時期、葛飾北斎、安藤広重、喜多川歌麿といった浮世絵や、版画、漆芸などが西洋で人気を集めました。ティファニーも日本美術に触れ、日本特有の自然をモチーフとしたデザイン性に共感し、蜻蛉や蝶といった昆虫のモチーフを自身のデザインに取り入れるようになりました。

自然と調和する日本美術への敬意

ティファニーのデザインは、自然と調和した美しさを表現する点で日本美術に共通する要素が多く見られますが、形状や色彩に関してはティファニー氏は独自の路線を貫いており、決して日本美術と同調はしていません。ティファニーの蜻蛉デザインは、日本からトンボをモチーフにするというアイディアを得てから、彼自身が新しい形の芸術として作り変え、発明したものです。特にランプシェードの蜻蛉柄はティファニーの象徴的なデザインで、当時も現在も多くの人に愛され続けています。

当店のおすすめデザイン

当店では、ティファニースタジオのランプシェードをモチーフにしたデザイン商品を取り扱っており、特に男性へのプレゼントにもおすすめです。蜻蛉をあしらったデザインは、青色の美しいコントラストで自然の美しさを感じさせ、ティファニースタジオの芸術的なスタイルと日本美術の影響を楽しむことができます。



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