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2024/10/31 15:11

こんにちは、バイヤーのエイミです!私はアメリカから帰国した後、フランスの大学に留学していた時に、国際学生会議に参加していました。その時、アート好きの夫と出会って結婚し、今では日本で子育てをしながらバイヤーとして働いています。仕事を通じて、世界中の素敵なデザインに触れる機会があり、その中でも特にルイス・コンフォート・ティファニーの作品には強く心を惹かれています。

ハロウィンとティファニースタジオ

アメリカのハロウィンは、1850年代に移民たちが持ち込んだケルト文化が起源と言われており、当時から人々は秋の収穫祭を祝いながら、霊や死者への祈りを捧げるイベントを行っていました。やがて19世紀後半には、特にニューヨークのような大都市で、ハロウィンの仮装や家々を訪ねる「トリック・オア・トリート」が普及し始め、現在のようなハロウィンの形へと進化していきました。

その頃、ニューヨークの街並みも大きく変化していきました。私がアメリカに住んでいた時、祖母から聞いた話では、1800年代後半のニューヨークは、現代とはまったく異なる風景が広がっていたそうです。自動車はほとんど見られず、道はマカダム製法によって砕石が敷き詰められたもので、アスファルト舗装はまだ限られた範囲だけにとどまっていました。人々の移動手段は辻馬車や市内電車、高架鉄道が主流であり、家庭の照明や街灯には電気ではなくガスが使われていました。こうした時代背景の中で、ティファニースタジオからあの有名なティファニーランプが誕生したのです。

1900年代、ニューヨークで特に人気を博したのが、ルイス・C・ティファニーによるランプのデザインです。通称ティファニーランプは、その美しいステンドグラスのデザインと色彩が特徴的で、アートとしての評価も高い作品でした。その中でも、特に注目を集めたのが「蜘蛛の巣デザイン」のテーブルランプです。”スパイダー”として知られています。ティファニーは自然界から多くのインスピレーションを受け、植物や昆虫、そして蜘蛛の巣などをモチーフにしたデザインを数多く発表しています。この蜘蛛の巣デザインは、ハロウィンの時期にぴったりの不気味でありながらも美しいデザインが特徴です!



このランプは、複雑な蜘蛛の巣模様が色とりどりのガラスによって繊細に表現されており、暗い部屋の中で灯りをともすと、まるで窓辺に張られた蜘蛛の巣が光を受けて輝くかのような幻想的な雰囲気を生み出します。暗闇に光る蜘蛛の巣のランプは、ハロウィンの装飾として最適で、幽霊や魔女、かぼちゃのランタンと並んで、お祭りのムードを一層引き立てます。

ティファニーランプは、単なる照明器具ではなく、アート作品としての価値が高く、多くのコレクターや愛好家にとっても憧れのアイテムです。ティファニースタジオ時代の製品が、骨董品収集家によってコレクションされるのも、うなずけるほどの美しさです。ルイス・C・ティファニーの作品を手に入れることで、その独特な世界観と美しさを日常に取り入れることができるでしょう。

ルイス・C・ティファニーが生み出した美しい作品の数々は、こちらからお求めいただけます。ハロウィンの装飾として、また歴史的なアート作品として、ティファニーランプはその魅力を今もなお輝かせ続けています。


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