Alice’s luxe

こんにちは、バイヤーのエイミです！私はアメリカから帰国した後、フランスの大学に留学していた時に、国際学生会議に参加していました。その時、アート好きの夫と出会って結婚し、今では日本で子育てをしながらバイヤーとして働いています。仕事を通じて、世界中の素敵なデザインに触れる機会があり、その中でも特にルイス・コンフォート・ティファニーの作品には強く心を惹かれています。
これから、私たちが取り扱っている魅力的なブランドについて、24回にわたってご紹介していきますね。

ルイス・コンフォート・ティファニーとTiffany & Co.のつながり

ルイス・C・ティファニーは、あの有名なTiffany＆Co.を創業したチャールズ・ルイス・ティファニーの息子さんです。Tiffany＆Co.は、お父さまのチャールズさんによって設立されたんですね。でも、実は息子さんのルイスさんもご自分で会社を立ち上げているんですよ。

ルイス・ティファニーの歩み

L.C. Tiffany & Associated Artists 設立：1879年

解散：1883年

Tiffany Glass Company 設立：1885年

Tiffany Glass & Decorating Company 設立：1892年

Tiffany Studios に社名変更：1902年

Tiffany Studios 解散：1932年

つまり、1800年代から1900年代初頭にかけて、ティファニー家には二つの会社が存在していました。現在も続いているTiffany＆Co.はお父さまが創業されたもので、ルイスさんが創業したティファニースタジオは残念ながら今は存在していません。

ルイス・C・ティファニーは父親に負けず劣らず独立心が強く、宝飾品の家業に加わることを拒み、ご自分で会社を設立されました。彼はビジネスよりも芸術に情熱を持っていたんです。1900年のパリ万国博覧会では、彼の作品が国際的に評価され、芸術家としての名声を一気に高めました。その後、ルイス・C・ティファニーはアーティストとしての全盛期を迎え、ティファニースタジオを設立。このティファニースタジオは、同時代の多数の著名人から注文を受けるようになり、とても繁盛します。しかし、同じ年にお父さまが亡くなり、その影響でルイスさんは家業を継ぐことを決意します。彼はTiffany＆Co.のアートディレクターに就任し、ブランドをさらにアートジュエリーの世界に導いたんです。ティファニースタジオは、彼のミッションである「若い世代の芸術家を支援する」という役目を時代と共に終えていき、彼が亡くなる数年前に解散という道を選びました。

ルイス・ティファニーの功績

アートディレクターとして、ルイス・C・ティファニーはオパールやトルマリン、サファイアなどを使ったジュエリーで自然の美しさを表現しました。このデザインは、今でもTiffany&.Coのアイコニックな作品として受け継がれています。

彼のデザインは、アール・ヌーヴォーの影響を受け、自然の曲線や有機的な形でその美しさを表現しているんです。また、彼が開発した「ファヴリルガラス」の技術は、色彩の美しさや透明感が魅力的で、多くの人々を今でも惹きつけています。ちなみに、Appleの創業者スティーブ・ジョブズもティファニーランプを愛用していたそうですよ。

ティファニースタジオ時代

ルイス・ティファニーのティファニースタジオ時代の作品は、アートとしてだけでなく、日常を豊かにするものとして評価されています。彼の作品は、どれも当時は革新的であり、彼が発明した最新技術でした。アメリカのファブリルガラス産業は、彼によって世界的な名声を博すようになります。

彼の作品は、アメリカの美術館だけでなく、日本のティファニーミュージアムなどの美術館でも見ることができます。機会があれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。

もちろん、ティファニースタジオ時代の作品の柄を使用した当店の自慢の商品もご購入いただけます。

特別なプレゼントにおすすめです。

ポイントまとめ

ルイス・C・ティファニーは、Tiffany＆Co.のアートディレクターだった。

Tiffany＆Co.の創業者、チャールズさんの息子さん。

彼が発明したティファニーランプは世界中で愛されています。

彼の作品は、今でも世界中の美術館で展示されています。

以上が、ルイス・ティファニーとTiffany＆Co.のつながりについてです。彼の芸術的な才能が、ティファニーの世界に大きな影響を与えたことがよくわかりますね。